ESM アジャイル事業部 開発者ブログ

永和システムマネジメント アジャイル事業部の開発者ブログです。

プロジェクト参画直後にやってよかった3つのこと

エンジニア2年目に突入しましたyuki0920です。

私は、入社から1年ちょっとの間に、4つのRailsを使ったプロジェクトに携わりました。 おおよそ約3ヶ月に1プロジェクトを経験していることになりますね。

本記事では、この4つのプロジェクトにエンジニアとして携わった経験から得られた、「プロジェクト参画直後にやってよかったこと」を3点紹介します。

1.ペアプログラミングをする

まずは、主要な機能を理解することが重要かと思います。

私は、プロジェクト参画後すぐに、参画済みメンバーと小さなタスクを対象にペアプログラミングすることがあったのですが、いまふりかえると、この経験はよかったなと思います。

早期に主要な機能のソースコードや業務プロセスについての理解を深められたため、その後の改修を効率的に進められるきっかけとなりました。

このペアプログラミングは、キーボードを操作してコードを書く「ドライバ」と、ドライバの補佐をする「ナビゲータ」の役割を、時間を決めて(20分くらい)交代しながら進めました。VSCodeLive Share機能を使うと、1つのエディタを互いに共有できるので、とても捗ります。

2.プロジェクト外のアプリケーションを作って、ライブラリの動作を把握する

アプリケーションで使うライブラリは多岐にわたります。

Railsアプリケーションならば、Gemfileをみると、導入されているGemの一覧がわかります。

就職前に私が利用していたRailsの学習教材では、Gemはあまり取り扱われていなかったので、プロジェクト参画当時は知らないGemが多々ありました。

しかし、Gemと密に関わる改修を行う場合、当然ながらGemの理解が必要となります。

そこで私のオススメは、プロジェクトで扱うアプリケーションとは別のところで、Gemを使い倒してみることです。

rails new してサンプルのアプリケーションを作成し、気になるGemを導入します。 GemのREADMEを見ながらパラメータを変えてみたりと手を動かしながら試すことで、理解が深まるはずです。

下記は私が使ってみたGemの一例です。

管理画面や認証、認可のGemはいくつもの種類がありますが、どれか1種類の使用経験があれば、応用は効きやすいかと思いますので、これらのGemをとっかかりとして、使ってみるのもよいかもしれません。

3. ER図を作成する

アプリケーションの規模が大きくなると、モデルが増え関連が複雑になります。 このモデルの理解には、ER図が役立ちます。

Railsアプリケーションならば、Rails ERDというGemが便利です。 Rails ERDを使うと、コマンド1つでER図を出力することが可能です。

下記は、サンプルのアプリケーションにAuthorモデルとBookモデルを1対多の関係で実装し、Rails ERDを導入して出力したER図です。

ER図

モデルの数が少なければ脳に記憶しておける場合もあるかと思いますが、モデルが増えるにつれ記憶しておくことは難しくなるので、すべてのモデルが記載されているER図が手元にあり、いつでも参照できるのは何かと便利です。

最後に

本記事では、「プロジェクト参画直後にやってよかったこと」を3点紹介しました。

「もっとこれやっといたほうが良いよ」などあれば、教えていただけると幸いです。