ESM アジャイル事業部 開発者ブログ

永和システムマネジメント アジャイル事業部の開発者ブログです。

大阪Ruby会議03に@junk0612と@koicが登壇します

2023年9月9日 (土) に大阪で開催される『大阪Ruby会議03』に弊社から @junk0612@koic が登壇します。

regional.rubykaigi.org

それぞれの登壇コンテンツは以下のとおりです。

13:00~ Lrama へのコントリビューションを通して学ぶ Ruby のパーサジェネレータ事情 (@junk0612 )

Lrama は RubyKaigi 2023 で発表された LALR パーサジェネレータです。今まで CRuby で使われていた Bison を代替するために作成された gem ですが、これに Named Reference という Bison が持っている機能を追加する実装をしました。

この実装を通して、Lrama の内部がどのような実装になっているか詳しく知ることができたので、お話しします。Named Reference はバックエンド側 (文法ファイルを解析し中間表現を作るところまで) を変更する実装だったのでそちらを中心に、パーサジェネレータはどのようにできているのかをわかりやすく説明することを目標にしています。また、Bison/YARP/Racc などの「ご近所さん」や、文脈自由文法/BNF といったパーサの基礎知識などの、内容を理解するにあたって周辺知識として必要な部分についても軽く触れる予定です。

15:50~ A Practitioner's Journey from Ruby 1.8 Era to Present (@koic)

Rails でのお仕事が現れた当時の Ruby のバージョンは 1.8 です。以来、現在の Ruby 3.2 まで使っている Rubyist としての Ruby 各バージョンでの出来事やバージョンアップでのドラマを語ります。 RubyKaigi 2023 のキーノートで Matz が言語設計者としての Ruby の歴史を踏まえていましたが、本発表はリアルワールドアプリケーションや OSS エコシステムを中心とした、Ruby 利用者視点での歴史から学ぶものです。

Ruby 1.8 から 3.2 までを順に追っていきます (もしかすると開発中の Ruby 3.3 にも軽く触れるかもしれません) 。

私が Rails を本格的に仕事で使うようになったのは 2007年3月がはじまりですが、それ以前の Ruby の仕事での使われ方にも軽く触れる予定です。お楽しみに。


また弊社から @maimux2x が LT に登壇、@haruguchiyuma がスタッフとして参加します。

blog.agile.esm.co.jp

大阪Ruby会議03は絶賛参加受付されています。

rubykansai.doorkeeper.jp

大阪の心斎橋でお会いしましょう。


永和システムマネジメントでは、Ruby とアジャイルソフトウェア開発を通じてコミュニティと成長したいエンジニアを絶賛募集しています。

agile.esm.co.jp