こんにちは、平田です。
普段私はマネージャーとして、事業部の運営やお客様との折衝を担当しています。業務でプログラミングをすることはほとんどないのですが、運営の中で必要な業務の自動化や省略化のためにコードを書くことがあります。そのいくつかを紹介したいと思います。
勤怠承認の省力化
メンバーの勤怠を月末に確認して承認する必要があります。以前、あまり使い勝手の良くない勤怠管理ソフトが導入されていた時代に、30名近くのメンバーの勤怠確認をしやすくするために、 CSV ファイルを読み込んで、ターミナル上で確認できるように作ったプログラムです。
その後、全社の勤怠管理ツールが変更になった後もその変更に追随したり、社内ルールに対応した形で重点チェックすべきデータのハイライト機能などを地味に追加したりしています。
Gem としては、対話型で確認できるようにするために pry
、ターミナル上でハイライトするために color_echo
を使ったりしています。
全社で同じ勤怠管理ソフトを使っていることもあり、隣の部署のマネージャーにもプレゼントしようとしたのですが、普通の管理職は手元に Ruby が入っていないらしく、不要と言われてしまいました。
今後の計画としては、自分が暗黙的に注意して確認しているところを、プログラムレベルでチェックできるようにして、人間の確認にかかる時間をもっと短くしたいと思います。
収益情報の共有
管理部門が作ってくれている収益に関する Excel から情報を抽出して、見やすい形でメンバーにスプレッドシートで共有するスクリプトです。
roo を使って読み込んだ Excel ファイルから、自部署の計画値や実績値を抽出して、 Google スプレッドシートに書き出します。書き出した先のスプレッドシートでは、他の KPI 数値と一緒に収益情報もグラフ化して表示されるようにしています。
今後の計画としては、まずは直近で管理部門作成の Excel が Google スプレッドシートに変わるということでそれに対応していきたいと考えています。さらに KPI 情報の共有場所を Google データポータルのようなものに移行することができれば、プログラムなしでデータが共有できるようになるかもしれません。
その他にも事業部内の日報の盛り上がりを確認するために esa の記事数をカウントするためのスクリプト(設計が悪くてすぐにAPI の limit を超えてしまうので運用停止中…)等を書いたり捨てたりしています。 引き続き、コンピュータに任せられる部分は任せていって、楽しい事業部運営に注力していきたいと思っています。
最後に、株式会社永和システムマネジメントでは、Ruby とアジャイルソフトウェア開発を通じてコミュニティと共生しながら成長しつつ、マネージャの書くコードにツッコミを入れてくれるエンジニアを絶賛募集しています。