2024年8月24日(土) に開催される 大阪Ruby会議04 に永和システムマネジメントから @koic と @haruguchi-yuma の2人が登壇します。
ここでは、それぞれの登壇者から講演内容について軽く紹介をします。
14:50-15:05 @haruguchi-yuma 『競技プログラミングでみる Ruby の豊かさ』
こんにちは、@haruguchiです。私は『競技プログラミングでみる Ruby の豊かさ』というタイトルで発表します。
今回のセッションでは、普段のWeb開発とは一味違った、競技プログラミングならではのクリエイティブで簡潔なコードの世界をご紹介します。
私は2年ほど競技プログラミングのコンテストに参加し続けています。その中で、Rubyの多様なシンタックスやメソッドに驚かされることが多々ありました。特に、普段のWeb開発ではあまり使用しないメソッドや、コードゴルフのような簡潔で難読なコード、可読性を多少犠牲にしても簡潔に記述するシンタックスなど、Rubyの豊かさを再発見しました。
対象者は、普段保守・拡張性に富んだ可読性の高いコードを書いてしまっているRubyistです。 ぜひ一緒に、競技プログラミングらしい、クスッと笑えるお行儀の悪い(保守・拡張性に乏しく一見読めない)コードを楽しみましょう。
15:25-15:55 @koic 『Minify Ruby Code』
@koic です。今回は『Minify Ruby Code』というタイトルで Ruby のコードについて話します。タイトルにあるように JavaScript などの Web リソースの世界ではポピュラーな minify をとおした Ruby コードの話です。
近年では ruby.wasm が登場し、WASM/WASI により Web ブラウザーに限らずエッジコンピューティングへの可能性が広がってきていると思います。また来年の RubyKaigi 2025 では TRICK 2025 が開催されることもあるように、日頃目指している「動作するきれいなコード」ではない「動作する奇妙なコード」「動作する難読化されたコード」などが知られています。
Ruby における minify は、明日からすぐに役立つ技術ではありませんが、昨今の Ruby コミュニティ事情において、これらのことから考えられるネットワーク転送コストの軽量化や、コードで遊ぶことについてを考えるきっかけに繋がるコンテンツの提供を考えています。
なお本トークは、キーノートの kaneko さんと hasumikin さん、チーフオーガナイザーの ydah さんにちなみ構文解析の話が基盤にあります。Ruby を通じたコードの楽しさを再発見できるよう準備中です。お楽しみに。
また永和システムマネジメントとしては、Premium スポンサーとして関わっており、弊社気鋭の構文解析器研究部部員でもある @junk0612 がスポンサー LT として 14:10-14:15 の枠で登壇します。
スポンサーブースでは Ask the Speakers、出張!構文解析器研究部、角谷フェローによる『研鑽Rubyプログラミング』手売り販売所といった企画を予定しています。あわせてご期待ください。
大阪Ruby会議04は絶賛参加受付されています。
それでは大阪 中之島の会場でお会いしましょう。
大阪Ruby会議04 に Premium スポンサーとしても参加している永和システムマネジメントでは、Ruby とアジャイルソフトウェア開発を通じてコミュニティと成長したいエンジニアを絶賛募集しています。