ESM アジャイル事業部 開発者ブログ

永和システムマネジメント アジャイル事業部の開発者ブログです。

北陸Ruby会議01の前日に金沢で社内イベントを開催しました

はじめに

こんにちは @wai-doi です。

2025年12月5日に、弊社アジャイル事業部のRuby × Agileグループのメンバーで集まって、社内イベントを開催しました。

翌日 6 日には『北陸Ruby会議01』が金沢で開催されるため、その前日に金沢で集まって開催しました。

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そのときの社内イベントの様子を紹介します。

イベントの概要

12 月 5 日の 13 時から金沢の貸し会議室に集まり、『Ruby on Timeline』 と OST(Open Space Technology)を行いました。11 名のメンバーが参加しました。

アジャイル事業部は普段はリモートワークが中心であり、対面でメンバー同士が交流する機会は限られてます。そこで、全国にいるメンバーが集まり、交流を通じて新しい発見や学びを得ることを目的としました。

Ruby on Timeline について

『Ruby on Timeline』 は事業部で自作したカードゲームです。ルールを簡単に説明すると、Ruby に関する出来事が書かれたカードを時系列順に並べていくゲームです。これまで RubyKaigi などのカンファレンスで配布しました。

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Ruby on Timeline で遊んでいる様子

今回は3グループに分かれて予選を行い、勝った人で決勝戦を行いました。

ほぼ初めて Ruby on Timeline を遊んだメンバーもいましたが、とても盛り上がりました。後半になると場のカードが多くなり、正しい順番に並べるのが難しくなるのですが、並べられたときはとても気持ちよかったです。

OST (Open Space Technology) について

その後 OST を行いました。OST は参加者が自発的に対話をする会議手法です。参加者同士で話したいテーマを出し合い、参加者はそれぞれ話したいテーマに集まって話し合いをします。

ja.wikipedia.org

OSTを選んだ理由は以下が挙げられます。

  • 事前準備が少なく、当日の運営がしやすいこと
  • 参加者が自発的にテーマを提案できること
  • 参加者が興味のあるテーマについて話し合えること

参加者主導で対話が進むため司会進行の負担も少なく、また参加者が自分の興味のあるテーマに集まることで、より活発な議論が期待できました。

ルール

初めて行う手法でしたが、今回は以下の流れで進めました。

  1. 話したいテーマを事前に決めてきてもらい、1 人 1 テーマを発表する。
  2. 発表を聞いて参加したくなったテーマに、1 人 2 票で投票する。
  3. 全体で票が多かったテーマを 6 つを選ぶ。
  4. 選ばれたテーマをタイムテーブルに並べる。3 セッションを行い、各セッションは 2 トラック並行で実施。
  5. 1セッション 50 分でテーマについて話し合う。これを 3 セッション分行う。
  6. 最後にチェックアウトで感想を 1 人ずつ話す。

今回は人数が 11 人と少ないため、投票によってテーマを 6 つに絞りました。これにより、参加者が少ないテーマがなるべく出ないようにしました。また、通常の OST と同様に、セッションが始まってからでもテーマを移動できるルールとしました。後から参加しても話し合いの流れを追えるように、メモや気づきは付箋に書いて模造紙に貼り出すことにしました。

テーマ発表とタイムテーブル作り

最初に 1 人ずつテーマを発表していきました。それぞれのメンバーがどんなことに興味があるのか知る良い機会になりました。

テーマを発表している様子

11 個のテーマが出揃いました。どのテーマも面白そうなテーマで、どれに票を入れるか悩みました。

発表されたテーマ

投票の結果、6 つのテーマが選ばれました。これらを 3 セッション、2 トラック並行のタイムテーブルに並べました。

投票で選ばれた6つのテーマ

セッション

2 トラックのうち、参加したいテーマに分かれて話し合いました。これを 3 セッション行いました。

話し合いをしている様子

話し合いの中でのメモや気づきなどは付箋に貼り出していきました。

話し合いの記録を模造紙に貼っていった

セッションの内容例

例えば、「生成AI活用共有会」のテーマでは、業務と業務外問わず、どのようなときに生成AIを活用しているかを参加者で共有しました。

弊社は受託開発を行っており、メンバー間で異なるプロジェクトに所属しています。そのため、お互いに生成AIをどのようなことに活用をしているかは興味がありました。業務ではテストコードの自動生成やコードレビューに使っているということが挙げられました。また、業務外では YouTube の要約で NoteBookLM を使っているなど、様々な活用事例が共有されました。このテーマを通して、生成AIの活用について理解を深めることができました。

メンバーの感想

OSTを行った感想として、例えば以下のようなことが挙げられました。

  • 最初にメンバーからテーマが発表された時点でとても意味のある会だった
  • 他のメンバーがどのようなことを考えているのか知ることができた
  • 期間を空けて興味が変わったころにまたOSTをやってもよいと思った

これらの感想からOSTの満足度が高かったことがわかったので、OSTを選んでよかったと思いました。

懇親会

その後夜に懇親会を行いました。

冬の金沢ということで、カニを食べられるようにメニューを選びました。カニは濃厚で美味しかったです。金沢おでんなどもあるコースだったので金沢グルメを堪能できました。

香箱ガニ

まとめ

今回はアジャイル事業部のRuby × Agileグループのメンバーで金沢に集まって、『Ruby on Timeline』 と、OST を行いました。

実際に対面で集まることで、密に話し合うことができ、積極的な会話が生まれる場となりました。 後日ふりかえりを行いましたが、OSTのセッションが終わったタイミングで、テーマのオーナーはこんなことを話し合いましたというのを共有する時間を入れた方が良かったなど、改善できる点もありました。 今後もメンバー同士が交流できる場を作っていきたいと思いました。


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