こんにちは、平田です。
普段はマネージャとして、事業部運営に関するいろいろを担当しています。
この記事は、ESM Advent Calendar 2025 最終日の記事です。
少し前になりますが、北陸Ruby会議01で「Ruby受託事業マネジメントの10年」というタイトルで登壇しました。
当日の話だけでしか伝えなかった部分も多いので、スライドを読んでもあまり伝わらないこともあるとは思いますが、三行でまとめると、
- Ruby、Railsがビジネスで使われるようになってきた歴史と一緒に歩んできたよ
- 受託開発という文脈で起こる様々な出来事に対処してきたことの紹介
- 今後、コミュニティの外でも力を発揮していきたいという意思表明
です。 スライドではさらっとしか触れていませんが、RubyKaigiのRubyスポンサーを眺めることで歴史を思い出すことができるというアイデアはちょっとウケていたようなので、長く業界にいらっしゃる方は試してみてください! 現地では、ESMのことを知ってくれている方がほとんどで、温かい雰囲気の中お話させていただいて、大変ありがたかったです。
最後にこの登壇で伝えきれなかった個人的な話を書きたいと思います。 内部を知っている人がよく見たら気がつくと思うのですが、ここで発表したことの多くは僕がオリジナルでアイデアを出したものではありません。周囲の人たちの意見を聞いて、それを実行したり、お手伝いしたものが多いです。僕個人が「こうであるべき」というこだわりを持ってリーダーシップを発揮するタイプの人間ではなく、調整型の人間だからというのが理由です。 組織のマネージャとしてそれで良いのかということはすごく悩みが多かったのですが、10年以上続けていく中で、最近ではこれが自分のスタイルなんだという割り切りができるようになってきたと感じています。
そもそも、要件定義担当だった時代から、人と話をすることが大好きでした。「人はそもそも善良である」というTOCの原則がすごく好きで、ただの愚痴や不満のように悪く見えるものであっても、それはその人の本心から出ているものなので、何かしらの制約を表現していると捉えるようにしています。(そして、それは解決可能であると信じる)
上司や同僚には恵まれていますが、お客様やコミュニティの皆さんからもいろいろなインスピレーションを得ています。最近、アジャイルコミュニティにはご無沙汰していますが、来年はもう少し復活しようかなと考えています。
2026年もよろしくお願いします!
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