2025年9月6日(土) に開催される ながらRuby会議01 に永和システムマネジメントから @haruguchi-yuma と @koic の2人が登壇します。
ここでは、それぞれの登壇者から講演内容について軽く紹介をします。
14:15-14:40 @haruguchi-yuma 『Ruby Mini Language作成記 〜ハンズオンで学ぶインタプリタの世界〜』
@haruguchi です。今回『Ruby Mini Language 〜ハンズオンで学ぶインタプリタの世界〜』というタイトルで発表します。
2025年のRubyKaigiが終わった後、パーサーやコンパイラの話がわかるようになりたいと強く思うようになりました。「小さいインタプリタづくりなら自分でもできるのでは?」という思いから、普段参加しているテーマ別モブプロ勉強会でインタプリタを作ることにしました。
どういう順番で作るか、そもそもどうやって実装すれば良いのか?を調べながら、FizzBuzzプログラムを書くことを目標に10のSTEPに分けてハンズオン形式にまとめました。実際に手を動かして実装したことで、知識ではなく体験として「自分で考えた文法を実装に落とし込む面白さと難しさ」を語ることができると思います。
私自身、低レイヤのバックグラウンドがなく初心者でした。だからこそ、同じようにRubyKaigiなどで処理系の話を聞いて「難しいけど、わかるようになりたい」と思った方の後押しになるような講演ができると考えています。どうぞお楽しみに。
15:05-15:30 @koic 『365日のOSS開発を続ける舞台裏』
@koic です。今回は『365日のOSS開発を続ける舞台裏』というタイトルで日々の OSS 活動に基づいた話をします。
私は 2015 年から Write Code Every Day の習慣化をはじめて、今年でちょうど10年になります。 John Resig のようなストイックなルールで行っているわけではないですが、10年継続していることでそれなりに溜まっている知見を今回お届けします。
取り上げる内容は、Ruby エコシステムへのパッチの元となるイシューの管理から、送り方とコミュニケーション、またその開発環境の自分なりの工夫など取り上げることになります。
OSS 開発としては RuboCop コミッターとしてのコントリビューションが圧倒的に多いため、そこでの知見がベースラインにあるもの、ある程度 Ruby エコシステム全般に適用できる考え方についてもピックアップする予定です。GitHub リポジトリで見えることは「成果」をベースとしたものですが、そこに至るまでの舞台裏の話として楽しんでもらえるよう準備中です。
また、OSS は現場のお仕事プロジェクトと地繋がりであることから、そこからのフィードバックへのきっかけや足場づくりについても取り上げる予定です。お楽しみに。
ながらRuby会議01は、2025年7月18日(金) 12:00 より参加受付されるようです。
それでは岐阜県の長良川うかいミュージアムの会場でお会いしましょう。
永和システムマネジメントでは、Ruby とアジャイルソフトウェア開発を通じてコミュニティと成長したいエンジニアを絶賛募集しています。
