2022年10月21日(金) から22日(土) の2日間にわたって開催される Kaigi on Rails 2022 に、永和システムマネジメントから @fugakkbn (Day 2) が登壇します。
ここでは、講演概要と登壇者コメントを紹介します。
10月22日(土) 12:05-12:35 @fugakkbn 『入社数ヶ月の newbie が稼働7年超のRailsプロジェクトに"型"を導入して見えた世界』
私は数ヶ月前に異業種からWEBエンジニアにキャリアチェンジしたばかりの、いわゆる newbie です。 にも関わらず、サービスインから7年以上稼働している Rails アプリケーションに RBS, Steep を使用して型導入を主体的に進めています。
まだ完全に導入が完了しているわけではありませんが、現段階での私の結論は「newbie こそ型を書こう!」です。
型を書くことで得られるのは、「型を導入した」という事実のみに留まりません。多くの newbie が最初に苦労するであろうプロジェクトへの理解を後押ししますし、OSS へのコントリビューションをしたいけど何をしたらいいかわからない、という悩みをも解決します。 私自身の経験を通じて見えるようになった世界をお話しします。
また、この発表は newbie のみに向けたお話ではありません。大規模プロジェクトへの型導入は一筋縄ではいきませんが、相応のメリットがあります。 型を導入して享受できる恩恵は何か、どのように進めるのか、導入にあたっての障壁はどんなものか…。Rails における型の現状についても知っていただけたらと思います。
発表タイトルにもあるように @fugakkbn は、今年の3月に永和システムマネジメントに異業種転職して、エンジニアとして働きはじめて若干半年のメンバーでありながら、今月開催された『RubyKaigi 2022』での登壇、今週末開催される『XP祭り 2022』への登壇に続く大規模イベントへの登壇になります。今回は開発現場の実務から抽出した話を "お型付け" に織り交ぜたコンテンツとして予定されているようです。
@fugakkbn からのコメント
私が現在のプロジェクトに参画して一番苦労したポイントは「プロジェクトの全体像を把握すること」でした。他にも gem の実装を読むことに抵抗があったり、OSS への興味を持ちつつも「何から始めればいいのかわからない」状態で、何もできていませんでした。
そんな中、とあるきっかけでプロジェクトへの型導入を進めることとなり、その結果公演内容にも書いたとおり「newbie こそ型を書く意義がある」と確信しました。上記の悩みが解消されるきっかけになったからです。
当日はそのような話に触れながら、私が型に感じている魅力と可能性、型に触れたことでできるようになったことやそれによって見えた世界をお伝えできればと思っています。
多くの newbie が型に興味を持ってプロジェクトに導入しよう!と思ってもらえるように、また、先輩方に型が newbie にもたらすメリットを知っていただき導入を後押ししてもらえるようなお話ができればと思っています。
IT 業界全体としても異業種からもエンジニアを受け入れる重要性が高まっているなかで、いろいろな希望が見える登壇になると思います。ぜひ応援、ご参加 (ご視聴) ください。
それでは本編をお楽しみに。オンラインの会場でお会いしましょう。
Kaigi on Rails 2022 に Gold スポンサーとしても参加している株式会社 永和システムマネジメントでは、Ruby とアジャイルソフトウェア開発を通じてコミュニティと成長したいエンジニアを絶賛募集しています。