こんにちは。@junk0612 です。
いま社内で「永和道場」という取り組みを始めています。ジュニアエンジニアの基礎を鍛えるための、日々の稽古の場です。
始めたばかりでまだ手探りですが、始めるにあたって考えていたことは社外の人にも共有する価値があるかもしれないので、書いてみます。
AI がコードを書くようになっても役に立つスキル
AI がコーディングを代替するようになって、今までにない新たな問題 (や実はそうでもない問題) がさまざまに脚光を浴びるようになりました。個々の問題に対する解決策は数多ありますが、それらを身近な問題に当てはめたり、安定的に運用していったりするには、エンジニアの足腰とでもいうべき基礎知識が必要です。
2026年現在のエンジニア界隈において身につけるべき知識には2種類あると個人的には考えていて、ひとつは出てきたものを受け入れるか判断するために必要なプログラミングの原理原則、もうひとつはまだ AI がまだ苦手としている要件定義や設計などです。
ひとつめはわかりやすいと思いますが、ふたつめのほうが、今はもっと差が出るところかもしれません。AI はコードは書いてくれますが、業務をどのように表現するか、その概念にどんな名前をつけるか、実装案を比較してどれを選ぶかといった部分は、こちらが決めて渡さないといけません。曖昧な要求を構造に落とす仕事は、まだ人間の担当です。
今のジュニアエンジニアがこれから仕事をしていくために、その土台になる基礎を鍛えてあるときっと役立つと思って始めたのが永和道場です。
いまやっていること
いまは「RDBMS 基礎」として、3人の門下生と稽古をしています。
最初の題材に RDBMS を選んだのは、SQL が Web+DB を主戦場にする我々にとって生命線であること、実装だけでなく設計分野にも学ぶ範囲がまたがること、クエリからコードを考えられるようになってほしいこと、などの理由からです。
現在はミックさんの『SQL緊急救命室』を教科書に、主に僕が講義をするスタイルでやっています。本を読むだけでは人間がやる意味がないので、過去の現場で見聞きした内容を織り交ぜながら話をしています。
興味のある人がいたら
現時点では社内の取り組みですが、同じような課題感を持っている人は社外にもいるのではないかと思っています。AI で開発が速くなった一方で、若手にどう基礎を積んでもらうか悩んでいるという話はよく見かけますし、現代ではいかにもありそうです。
もし「うちの若手も参加させてみたい」「自分の基礎を固め直したい」という興味のある方がいたら、気軽に声をかけていただけると嬉しいです。イベントなどで僕を見かけた際は直接お声がけいただいてもいいですし、事業部HPのお問い合わせからでも大丈夫です。
今のところは社外からの参加を受け付ける専用の窓口はまだなく、進め方も含めて手探りの段階です。なので、まずは「こんなことを考えている」というお話から、ぜひ課題感を共有させてください。
題材は RDBMS 以外にも広げていきたいので、「こういう道場があったら参加したい」という意見もぜひいただけると幸いです。