今日は、弊社のリポジトリで公開している Adhoq という gem を v1.0.0 にしたというお報せです。
Adhoq は、レポート用のクエリを保存して実行することのできる Rails engine です。 プロジェクト初期など、分析するための仕組みがない場合に、 インストールしておけば Rails で使用している DB へ簡単にクエリを投げることができます。 Rails engine として組み込まれるので、そのアプリケーションの認証を使いまわして、 クエリを実行できるユーザを制限することも可能です。
今回のリリースでは大きな機能追加などはないのですが、以下のような変更を行うことにしたため、メジャーバージョンリリースとしました。
また、今回のリリースに対する修正のほとんどは、@walf443 さんによるものです。大変ありがとうございました。 Rails のサポートバージョンについてなのですが、私がメンテナンスするようになってからは、使えるバージョンを可能な限り狭めないというポリシーで行っていました。 しかし、@walf443 さんのようにアクティブにパッチを送ってくれる方が、より開発しやすい方向にしたほうがよいと考え、このような方針にしました。
先日行われた RejectKaigi 2019 で @walf443 さんとお会いする機会がありました。その際、会社のリポジトリについてなどいろいろ話ができ、改めて頑張っていこうという気持ちになりました。 なお、@walf443 さんとは、いつぞやの RubyKaigi の後に、お台場にあるガンダム(当時は RX-78-2)を Rubyist 何人かで見に行ったときにお会いしていたということもあり RubyKaigi 2019 の開催期間中のリリースとしてみました。
最後に、永和システムマネジメントアジャイル事業部では、Ruby を使ってお客様に価値を届けつつ、OSS に関わっていくことに興味をもっている Rubyist もお待ちしています。