こんにちは!@maimuです。
アジャイル事業部は普段はフルリモートで仕事をしていますが、1年に1度を目安に事業部全体で集合するイベントとして「アジャイル事業部ギャザリング」を開催しています。
例年は本社がある福井県で開催をしていたのですが、事業部メンバーの勤務地も日本全国に広がりつつあり、集まりやすそうな場所として大阪で開催することになりました。
ギャザリング運営メンバーの一人として私も企画に携わったのですが、準備はなかなか大変だったものの当日はとても楽しい時間を過ごすことができました。簡単ではありますが、どんな取り組みをしたのかをこちらの記事でご紹介します!

企画段階の紆余曲折
今年のアジャイル事業部ギャザリング (以下、ギャザリング) の運営はグループ混合で4名で取り組みました。さらりとグループと書きましたが、アジャイル事業部は Ruby x Agile グループとアジャイルコンサルティンググループに加えて、Scrum Inc. Japan に出向しているメンバーによって構成されています。
ちなみにエンジニアである私は Ruby x Agile グループの所属です。
ギャザリングの企画開始当初は楽しく過ごせる取り組みは何かを考え、電子工作、AIハッカソン、バーベキュー、大阪散策など色々な案を検討していました。しかし、定例を重ねる中で今のアジャイル事業部で私がやっておきたいこととして、「メンバーとその仕事をもっと知りたい」、「所属しているアジャイル事業部についてみんなで考えたい」という気持ちが強くなり、運営チームで相談しながらギャザリングで取り組む内容を決めていきました。
このような気持ちが生まれた背景として、本記事の冒頭にも書いた通りアジャイル事業部は普段はフルリモートで仕事をしていることが挙げられます。フルリモートの場合、プロジェクトが同じだったりカンファレンスの参加時などで頻繁に顔をあわせるメンバーもいれば、関わりが薄くほとんど会ったり話す時間が取れないメンバーもいたりします。
気がつくと、各メンバーがどんな仕事をしているのかやどんな気持ちで働いているのか、これから何をしたいのかなどが分からなくなっていってしまい、みんなが所属しているアジャイル事業部はどんな事業部なんだっけ?というのがぼんやりしてきていました。そこで、このタイミングで一度お互いを知ってアジャイル事業部で働くことを考えてみるのは良い機会になるのではないかと考えました。
運営チームの定例で議論を重ねて最終的に決まったワークショップの内容は、
- アジャイル事業部の代名詞を考える
- 理想の働き方について考える
の2つです。
ギャザリング開催スローガン
ワークショップの内容は決まりましたが、いざ言葉にしてみるとちょっと堅い感じもしますね...。そこで、なぜこのワークショップを行うのかを分かりやすく伝える方法としてギャザリング開催スローガンを考えました。
「つながる、わかる、また会いたくなる」
ストレートに想いが伝わるお気に入りのスローガンです。
当日も複数回このスローガンを共有しながら、ワークショップを進めていきました。
ギャザリング初日
初日は夕方から大阪に集合し、アジャイル事業部メンバーで懇親会をしました。

美味しい料理を囲みながら、仕事の困りごとの相談をしたり、Ruby について話したり、コミュニティの話をしたり、最近見たアニメの話をしたり・・・たくさん話して楽しい時間を過ごすことができました。二次会ではカラオケに行ったり、ラーメンを食べに行ったり各々が大阪で過ごす時間を楽しんでいたようです。
ギャザリング2日目
2日目はいよいよ企画をしていたワークショップに取り組んでいきます。
このチーム、知らんかったけど、ええやん!
前半はスローガンに掲げた「つながる、わかる」の一環として、 Ruby x Agile グループ、アジャイルコンサルティンググループ、Scrum Inc. Japanごとに分かれて、普段どんな取り組みをしているかを共有しあうワークを行いました。


一緒に運営に取り組んだアジャイルコンサルティンググループのメンバーが会話が生まれやすいワークショップの構成を考えてくれました。

グループ単位でチームに分かれて写真のように模造紙に内容をまとめて、メンバー間で共有しました。それぞれのグループの強みや悩みの共有もあり、多岐にわたる会話ができたなと思います。
おやつの持ち寄り企画


メンバーの居住エリアのおやつを持ってきてもらい、ワークショップの合間にはおやつ紹介タイムもありました。
色々な場所からメンバーが集まっているため、持ち寄られたおやつもたくさんあり、適宜甘いもの補給をしながらワークショップを進めることができました。
チームビルディングしようぜ!

仕事についての共有の次は、メンバー同士の相互理解を深めていく時間をとりました。今回は事前にメンバーに依頼して「偏愛マップ」を用意してもらいました。このワークで面白かったのは偏愛マップで自己紹介をした後に、さらに他己紹介をしたことです。自己紹介を聞いて終わりではなく、他己紹介として別のメンバーに伝えることで、その後の深掘り時間の会話がより盛り上がりました。
いざ!本題のワークショップ
ワークショップの後半はいよいよ2つのテーマについて考える時間です。
- アジャイル事業部の代名詞を考える
- 理想の働き方について考える
テーマに沿って意見交換をして発表に向けたアウトプットを作ってもらうことはもちろんワークショップの目的ではあるのですが、それ以上に大切にしたいことがあり、運営からのメッセージを共有してからスタートしました。

今回のワークショップテーマは私から提案しておきながら、当日盛り上がるのかが実は少し不安でした。ただ、なぜこのテーマでワークショップをすることにしたのかはアジャイル事業部についてをみんなで考えることで自分たち自身の現在の姿やこれからやってみたいことを考えたり動き出すきっかけにできるのではないかという想いがあったためです。それをスライドのメッセージに込めてみました。
ワークショップ開始直後は不安もありつつ様子を見ていると各チームで面白いチーム名を考案して一体感が生まれていたり、前半のワークショップのおかげでみんなでワイワイしながら後半に挑むことができていて、大丈夫だなと安心したりしていました。

写真のように各チームで会話した内容を模造紙にまとめて共有したのですが、アジャイル事業部の代名詞や理想の働き方としてメンバーが考えていることの共通点を知れたり、新たな視点を得ることができました。以下はその例です。
- 多様性(良い意味でみんなバラバラ)
- 集合写真を撮ろうとするといつも誰かが足りない
- エンジニアメンバーとコンサルメンバーともっとコラボレーションしたい
- 技術ノウハウやお仕事ノウハウをもっと外部に発信していきたい
ふりかえり
前半後半ともにワークショップが終わった後はギャザリングのふりかえりをチーム毎に行いました。

Fun Done Learn というフレームワークを使って、ギャザリング全体をふりかえると楽しかったことや集まれてよかったこと、今回をきっかけにやってみたいことなどを気持ちが熱いうちにみんなで共有することができて締めくくりに最適でした。
まとめ
普段はグループ単位で仕事に取り組んでいて、さらにそこからプロジェクトに細分化されて働いているアジャイル事業部ですが、今回大阪に集合してグループの垣根を越えて一緒に準備やワークショップに取り組んだことで、メンバーの理解とその延長にあるアジャイル事業部自体についてを楽しく真剣に考えることができました。
課題ももちろんありますが、メンバーみんながアジャイル事業部を大好きなことも再認識でき、もっと色々やっていき!な気持ちが高まっています。
今後も今回のような事業部としての取り組みをブログを通じてご紹介できたらと思います。
永和システムマネジメントでは、Ruby とアジャイルソフトウェア開発を通じてコミュニティと成長したいエンジニアを絶賛募集しています。
agile.esm.co.jp