ESM アジャイル事業部 開発者ブログ

永和システムマネジメント アジャイル事業部の開発者ブログです。

大江戸Ruby会議08に参加してきました

はじめまして、@kasumi8pon と申します。 2020年1月に永和システムマネジメントに入社して、アジャイル事業部で毎日楽しく Ruby を書いています。 好きなものはポンタと野球観戦です。 どうぞよろしくお願いいたします。

さて、2020年2月11日に開催された大江戸Ruby会議08に参加したので、そちらについてレポートします。

大江戸Ruby会議08

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大江戸Ruby会議08の会場である雷5656会館

大江戸Ruby会議08 は Asakusa.rb の約550回目のミートアップを記念した、"生活発表会" です。 その名の通り、内容も Ruby に関する話だけではなく、登壇者の方の生活の話も多くありました。 すべてのトークをとても楽しく聞かせていただいたのですが、その中でも特にわたしの印象に残ったトークを紹介します。

実録 Let's build a Simple Rack Compatible Server

@coe401_ さんの発表です。Rack compatible な SimpleRackCompatibleServer をつくったというお話でした。

speakerdeck.com

本編の後の懇親会で、どうして SimpleRackCompatibleServer をつくろうと思ったのですか?と聞くと、Rack が好きだから!とおっしゃっていました。 わたしが初めてしおいさんの発表を拝見したのは、同じく地域Ruby会議である Tama Ruby会議01 のときでした。 その際は、たのしいOSSコードリーディング:Let's read "cookies"🍪 というお話をされていました。 そこでコードを読んだ cookies がRackミドルウェアであったため、それがきっかけで Rack が好きになったとのことでした。

最近は個人では何かをつくることよりインプットの比重が増えていたのですが、好きなものを自分でつくるというところがとてもいい話で、自分でも何か作りたい!という気持ちになりました。

くノ一トーク

こちらでは Rails Girls Tokyo の歴代のオーガナイザーの方々が登壇されて、質問を受け付けてくれました。

Rails Girls Tokyo は、この大江戸Ruby会議08が行われた週の週末である 2月14日, 15日の Rails Girls Tokyo 13th で13回目を迎えたそうです。 いくつかの質問と回答の中でわたしが印象に残ったのは、イベントを長く続けることに対して開催側のモチベーションはどのように保っているのか、というものです。 それに対するオーガナイザーのみなさまの回答は、一点めは楽しいことは継続できるので、楽しくすることで続くようになる、ということでした。 もう一点は、一人の人間だけでやっているのではなく毎回オーガナイザーを引き継いでくれる人がいるから、ということでした。 実際に当日いらっしゃっただけでも11名の方が歴代オーガナイザーとして登壇されていて、たくさんの方々のおかげで Rails Girls Tokyo が続いているのだと感じました。

わたしはプログラミングを始めて数ヶ月のときに Rails Girls Tokyo 9th に参加して、初めて Ruby のコミュニティに出会いました。 そして、わたしに RubyRails Girls を紹介してくれた友人は Rails Girls でコーチを何度かされている方です。 Rails Girls や、紹介してくれた彼女がいなければ、今わたしがこうやって永和システムマネジメントで Ruby を書いていることもなかったと思います。 Rails Girls の歴代のオーガナイザーの方々やコーチ、スタッフ、スポンサーのみなさまには感謝の気持ちでいっぱいです。

全体を通して

本編終了後の懇親会も含め、たくさんの Rubyist のお話が聞けてとても楽しい1日となりました。 そして、Ruby コミュニティへの参加や還元の方法について考えるよい機会となりました。 楽しむことを忘れずに、今の自分ができることをやっていこうと思います。

ESM Real Lounge 2020年2月開催のお知らせ

今月も ESM Real Lounge を開催します。第 6 回です。

ESM Real Lounge は、ESM アジャイル事業部メンバーが日頃やっていたり、 興味を持ってやってみたりしたことを短い時間の発表で共有しようという会です。

今回は、2 月 19 日(水)の開催です。

日時 : 2020 年 2 月 19 日 19:00 〜 (1 時間程度)

場所 : 株式会社永和システムマネジメント 東京支社オフィス agile.esm.co.jp

現在予定している内容は、以下の 2 本です。

  • emattsan: 「AWS SAM からはじめる SAM-THING NEW」
  • muryoimpl: 「PR 前後に確認すること n 選」

トーク、15 分程度を予定しています。 特に参加申し込みフォーム等は設けておりませんので、フラっとお立ち寄りいただければと思います。

なお、前回の発表内容と資料は前回の告知記事をご参照ください。

Clipportのオープンβをリリースしました

こんにちは@hidenbaです。

 

2020/02/03にClipportをオープンβとしてリリースしました!!

 

ClipportLogo

Clipportは情報共有サービスなのですが、書いた記事に対して自動でタグを付けてくれるすぐれものなので従来の階層構造を持った情報共有サービスとは一線を画したサービスになっています。オープンβ期間中は無料で制限なくご利用いただけますので是非使ってみてください。

 

今後もろもろの情報はClipportのTwitterアカウントClipportのお知らせノートでお伝えしていきますのでフォローをお願いします。

 

詳細な機能等の紹介はClipportのTOPページヘルプを見ていただくことにしてClipportが作られた経緯などを書き綴っていこうかと思います。

 

アジャイル事業部には10%ルールという取り組みがあり、その取り組みのなかで受託開発以外のビジネスを作るためにプロダクトを作る会という活動の中から生まれてきています。

ただ、10%だけではどうしても時間が足りないことが出てくるので会社からの投資を受けて私一人がフルコミットできる体制を取らせてもらい開発をすすめてきました。

 

Clipportを始める前は@kunitooがプロダクトオーナーのLinkupを開発していたのですが、自分でも何かを作っていきたい、困ってることを解決できる物が作れたらいいなと考えて日々過ごすようになりました。そんな中、面白そうなテーマを見つけたのでそのテーマが私の思い込みで他の方の思いと大きく外していないかを検証するために、社内でアンケートを取ったり、インタビューを行ってプロダクトの方向性を固めていきました。

当初は、タスク管理ツールであらゆるサービス(GitHubやPivotal Tracker等々)と連携することで無駄を排除して効率よく開発を進めることができないかな?と考えていたのですが、前述のアンケートやインタビューをしていくとそうでもないのでは?そこに問題はなさそうだと言うことがわかってきたので、根底にあるWikiという部分のコンセプトだけを残して方向性を模索してきました。

その後も、インタビューを行ったりプロダクトを作る会で2泊3日の開発合宿を行ったりして方向性の修正や技術検証を行い、2019年の夏頃から本格的に開発を開始して11月にクローズドβという形で公開範囲を限定して、社内とインタビュー等に協力いただいた一部の方を対象に、フィードバックをもらいながら開発をすすめてきて、本日オープンβという形で公開できる運びになりました!

 

今後の予定ですが、まだまだ不安定な部分も多いので既存機能の改修を行いながら、2020年の春頃を目処に正式サービスとしてリリースすることを目指して操作性の向上や機能の追加を行って行けたらと考えていますので、今後もClipportをよろしくお願いいたします。

BuriKaigi 2020 に弊社 muryoimpl が登壇します

富山県で開催される BuriKaigi 2020 に弊社 muryoimpl が『minitestから学ぶメタプログラミング』というタイトルで登壇します。

toyama-eng.connpass.com

発表の数日前となる 2020/1/29(水) に、富山Ruby会議01の運営スタッフでもあった mugi_uno さんの発表者の代打公募がありました。

勤務先で BuriKaigi 2020 の GitHub イシューで伝えたところ muryoimpl がサッと代打を決めていたという流れがあります。

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Minitest は RailsActiveSupport::TestCase の拡張元にもなっている Seattle.rb プロダクトのテスティングフレームワークです。

github.com

どんな話になるかは聞いておりませんが、テスティングフレームワークと何かを掛け合わせたテーマという着眼点は石井 勝さんの『Kent Beck Testing Framework 入門』 (1999年) を彷彿する面白いコンテンツになると思います。

objectclub.jp

北陸での登壇となりますが機会がありましたらご参加ください。

Rails / OSS パッチ会 2020年2月のお知らせ

2020年2月の Rails / OSS パッチ会を 2月27日(木)に開催します。

2020年2月25日 (火) 追記: 新型コロナウィルス (COVID-19) への感染対策という背景があるため、顧問の a_matsuda には状況にあわせて任意に参加判断して頂くことにしました。会としては開催しますが、顧問の a_matsuda 不在の場合はご承知おきください。

この会をひとことでいうと、日頃のお仕事で使っている Rails をはじめとする OSS への upstream にパッチを送る会です。

会には RubyRails のコミッターである顧問の a_matsuda もいますので、例えば Rails に送るパッチのネタがあるけれど、パッチを送るに適しているかの判断やパッチを送る流れが悩ましいときなど a_matsuda に相談して足がかりにするなどできます。

以下、前回の活動が関わる成果です。

koic: Active Record Oracle enhanced adapter

Oracle enhanced adapter の master が落ちていた原因となる Ruby 2.8 での kwargs の分離に対応するパッチで kamipo さんに助言をもらって直しました。

github.com

koic: RuboCop

RuboCop リポジトリEnabled: pending を使った際にビルドが落ちる問題へのパッチです。

github.com

sinsoku: RuboCop Rails

本会で送られたパッチではないですが、PR に至ったコンテキストについて本会で補足してもらった PR です。

github.com

unasuke: Middleman

Aruba という Cucumber org プロダクトの gem で非推奨とされた API を置換したパッチです。

github.com

yahonda: Active Record Oracle enhanced adapter

本会ののち kwargs 分離への対応のバックポート PR です。

github.com

開催時間は 17:00-19:00 となりますがご都合のあう方はぜひご参加下さい。特に募集ページなど設けませんので、興味のある方は永和システムマネジメントの神田オフィスまでお越し下さい。終わった後は有志で懇親会などあるかもしれません。

agile.esm.co.jp

また、このパッチ会の Idobata を公開しています。雰囲気が気になる方はこちらも合わせてご参考ください。

idobata.io

ESM Real Lounge 2020年1月開催のお知らせ

あけましておめでとうございます。 令和 2 年も ESM Real Lounge をよろしくお願いいたします。

ESM Real Lounge は、ESM アジャイル事業部メンバーが日頃やっていたり、 興味を持ってやってみたりしたことを短い時間の発表で共有しようという会です。

今回は、1 月 15 日(水)の開催です。

日時 : 2020 年 1 月 15 日 19:00 〜 (1 時間程度)

場所 : 株式会社永和システムマネジメント 東京支社オフィス agile.esm.co.jp

現在予定している内容は、以下の 2 本です。

  • wat-aro: 「Rubyに型をつけるお気持ち」
  • aikyo02: 「チームリーダーをやってみてうまくできなかったはなし」

トーク、15 分程度を予定しています。 特に参加申し込みフォーム等は設けておりませんので、フラっとお立ち寄りいただければと思います。

なお、前回の発表内容と資料は前回の告知記事をご参照ください。