ESM アジャイル事業部 開発者ブログ

永和システムマネジメント アジャイル事業部の開発者ブログです。

Clipportのオープンβをリリースしました

こんにちは@hidenbaです。

 

2020/02/03にClipportをオープンβとしてリリースしました!!

 

ClipportLogo

Clipportは情報共有サービスなのですが、書いた記事に対して自動でタグを付けてくれるすぐれものなので従来の階層構造を持った情報共有サービスとは一線を画したサービスになっています。オープンβ期間中は無料で制限なくご利用いただけますので是非使ってみてください。

 

今後もろもろの情報はClipportのTwitterアカウントClipportのお知らせノートでお伝えしていきますのでフォローをお願いします。

 

詳細な機能等の紹介はClipportのTOPページヘルプを見ていただくことにしてClipportが作られた経緯などを書き綴っていこうかと思います。

 

アジャイル事業部には10%ルールという取り組みがあり、その取り組みのなかで受託開発以外のビジネスを作るためにプロダクトを作る会という活動の中から生まれてきています。

ただ、10%だけではどうしても時間が足りないことが出てくるので会社からの投資を受けて私一人がフルコミットできる体制を取らせてもらい開発をすすめてきました。

 

Clipportを始める前は@kunitooがプロダクトオーナーのLinkupを開発していたのですが、自分でも何かを作っていきたい、困ってることを解決できる物が作れたらいいなと考えて日々過ごすようになりました。そんな中、面白そうなテーマを見つけたのでそのテーマが私の思い込みで他の方の思いと大きく外していないかを検証するために、社内でアンケートを取ったり、インタビューを行ってプロダクトの方向性を固めていきました。

当初は、タスク管理ツールであらゆるサービス(GitHubやPivotal Tracker等々)と連携することで無駄を排除して効率よく開発を進めることができないかな?と考えていたのですが、前述のアンケートやインタビューをしていくとそうでもないのでは?そこに問題はなさそうだと言うことがわかってきたので、根底にあるWikiという部分のコンセプトだけを残して方向性を模索してきました。

その後も、インタビューを行ったりプロダクトを作る会で2泊3日の開発合宿を行ったりして方向性の修正や技術検証を行い、2019年の夏頃から本格的に開発を開始して11月にクローズドβという形で公開範囲を限定して、社内とインタビュー等に協力いただいた一部の方を対象に、フィードバックをもらいながら開発をすすめてきて、本日オープンβという形で公開できる運びになりました!

 

今後の予定ですが、まだまだ不安定な部分も多いので既存機能の改修を行いながら、2020年の春頃を目処に正式サービスとしてリリースすることを目指して操作性の向上や機能の追加を行って行けたらと考えていますので、今後もClipportをよろしくお願いいたします。

BuriKaigi 2020 に弊社 muryoimpl が登壇します

富山県で開催される BuriKaigi 2020 に弊社 muryoimpl が『minitestから学ぶメタプログラミング』というタイトルで登壇します。

toyama-eng.connpass.com

発表の数日前となる 2020/1/29(水) に、富山Ruby会議01の運営スタッフでもあった mugi_uno さんの発表者の代打公募がありました。

勤務先で BuriKaigi 2020 の GitHub イシューで伝えたところ muryoimpl がサッと代打を決めていたという流れがあります。

f:id:koic:20200130164751p:plain

Minitest は RailsActiveSupport::TestCase の拡張元にもなっている Seattle.rb プロダクトのテスティングフレームワークです。

github.com

どんな話になるかは聞いておりませんが、テスティングフレームワークと何かを掛け合わせたテーマという着眼点は石井 勝さんの『Kent Beck Testing Framework 入門』 (1999年) を彷彿する面白いコンテンツになると思います。

objectclub.jp

北陸での登壇となりますが機会がありましたらご参加ください。

Rails / OSS パッチ会 2020年2月のお知らせ

2020年2月の Rails / OSS パッチ会を 2月27日(木)に開催します。

2020年2月25日 (火) 追記: 新型コロナウィルス (COVID-19) への感染対策という背景があるため、顧問の a_matsuda には状況にあわせて任意に参加判断して頂くことにしました。会としては開催しますが、顧問の a_matsuda 不在の場合はご承知おきください。

この会をひとことでいうと、日頃のお仕事で使っている Rails をはじめとする OSS への upstream にパッチを送る会です。

会には RubyRails のコミッターである顧問の a_matsuda もいますので、例えば Rails に送るパッチのネタがあるけれど、パッチを送るに適しているかの判断やパッチを送る流れが悩ましいときなど a_matsuda に相談して足がかりにするなどできます。

以下、前回の活動が関わる成果です。

koic: Active Record Oracle enhanced adapter

Oracle enhanced adapter の master が落ちていた原因となる Ruby 2.8 での kwargs の分離に対応するパッチで kamipo さんに助言をもらって直しました。

github.com

koic: RuboCop

RuboCop リポジトリEnabled: pending を使った際にビルドが落ちる問題へのパッチです。

github.com

sinsoku: RuboCop Rails

本会で送られたパッチではないですが、PR に至ったコンテキストについて本会で補足してもらった PR です。

github.com

unasuke: Middleman

Aruba という Cucumber org プロダクトの gem で非推奨とされた API を置換したパッチです。

github.com

yahonda: Active Record Oracle enhanced adapter

本会ののち kwargs 分離への対応のバックポート PR です。

github.com

開催時間は 17:00-19:00 となりますがご都合のあう方はぜひご参加下さい。特に募集ページなど設けませんので、興味のある方は永和システムマネジメントの神田オフィスまでお越し下さい。終わった後は有志で懇親会などあるかもしれません。

agile.esm.co.jp

また、このパッチ会の Idobata を公開しています。雰囲気が気になる方はこちらも合わせてご参考ください。

idobata.io

ESM Real Lounge 2020年1月開催のお知らせ

あけましておめでとうございます。 令和 2 年も ESM Real Lounge をよろしくお願いいたします。

ESM Real Lounge は、ESM アジャイル事業部メンバーが日頃やっていたり、 興味を持ってやってみたりしたことを短い時間の発表で共有しようという会です。

今回は、1 月 15 日(水)の開催です。

日時 : 2020 年 1 月 15 日 19:00 〜 (1 時間程度)

場所 : 株式会社永和システムマネジメント 東京支社オフィス agile.esm.co.jp

現在予定している内容は、以下の 2 本です。

  • wat-aro: 「Rubyに型をつけるお気持ち」
  • aikyo02: 「チームリーダーをやってみてうまくできなかったはなし」

トーク、15 分程度を予定しています。 特に参加申し込みフォーム等は設けておりませんので、フラっとお立ち寄りいただければと思います。

なお、前回の発表内容と資料は前回の告知記事をご参照ください。

今年もいろいろありました。アジャイル事業部でのできごとふりかえり in 2019

yucao24hours です。

盛り上がっていたアドベントカレンダーの時期も終わり、気分はいよいよ本格的な年末モードとなってまいりました。

「一年」という単位は日々のどの時点から数えても同じなのに、不思議なもので歳末になるとその一年にあったできごとを端から端まで自然と思い返したくなるものです。

アジャイル事業部が発足して早 5 年あまり。今年も今年でいろんなことがあったなあと思い、2019 年にアジャイル事業部であったできごとを書き出してみました。規模の大小を問わずいろいろ見つけてみましたので、「永和のアジャイル事業部ってこんな感じなんだなー」というのを少しでも感じていただけたら嬉しいです。

🎍1〜3月

1 月

  • 年始のどたばたであっという間に過ぎていった

2 月

  • 和じゃ1で使うカメラを広角にした

3 月

年始からしばらくは、 4 月に開催される RubyKaigi 2019 のカスタムスポンサーとしての企画や、後述するオブラブカレンダー配布会イベントの準備などで事業部じゅうがてんやわんやに。そのせいか大きなイベントは特にありませんでした。

また、新卒から長らく頑張ってくれていた tkm_kj が卒業したのもこの頃でした。元気でやってるかなぁ。


🌸4〜6月

4 月

5 月

  • kawagoi が入社する

6 月

  • 名古屋 Ruby 会議 04
    • スポンサーとなる
    • koic, colorbox が LT で登壇する
    • kunitoo がスポンサー LT で登壇する
  • Rails Girls Ehime 01
    • yucao24hours がコーチとして参加する
  • bento システムが無期限の活動休止となる
  • 新サービス開発のための極秘(?)開発合宿を行う

4 〜5 月は新しい仲間が加わったり様々なイベントがあったりと、アジャイル事業部にとっては賑やかな期間でした。

6 月には、かつて私も開発に参加した bento という社内向けウェブサービス(社内での仕出し弁当注文管理システム)が、出社人数の減少に伴い利用者も減少し、稼働停止に。これは在宅作業制度が着実に定着している証でもあると思うので良い傾向なのですが、ここだけの話、個人的にお気に入りのお弁当屋さんだったので私としてはちょっぴり残念だったりしましたw

なお、このころ開発合宿を行った "新サービス" については、近日中に詳細が公開されるそうです。待て続報!


🏖7〜9月

7 月

8 月(40期スタート)

  • ESM Real Lounge が始まる
  • 個人への書籍購入補助制度の試行が始まる
  • Lunchpack の運用が開始される
  • 全社で毎年恒例の健康診断が始まる
  • hisas 卒業

9 月

  • 健康診断の結果を受け training 部(の Idobata ルーム)を覗きに来る人が急増する

梅雨も明けて夏本番のこの時期。薄着になる頃だからなのかなんなのか、にわかに運動を活発に行い出すメンバーが続出。そこに普段から運動を続けているメンバーも合流して、弊社 Idobata チームに “training” なるルームが爆誕しました。(そういえば最近活動していませんね…?)

7 月には肉の万世の 7 階で盛大に「39 期お疲れさま会」を開催したのち、8 月からは新たに 40 期のスタートです。8 月はわたしたちにとっては「もうひとつの年始」3。新しい “年のはじめ” にふさわしく、新たな取り組みとしてESM Real Lounge」の開催や、個人への書籍購入制度の試行が開始されたりしました。

また、4 月に入社した wai-doi が作ってくれた Lunchpack という社内向けウェブサービスが稼働しはじめたのもこの時期。こちらはアジャイル事業部の制度のひとつである「ランチ給付金」を利用しやすくするための Rails 製アプリケーションで、今も継続的に wai-doi が中心となってメンテナンスを続けてくれています。


🍂10〜12 月

10 月

  • 台風や大雨などの影響で落ち着かない日々を過ごす

11 月

12 月

  • 平成 Ruby 会議 01
    • キーノートスピーカーとして koic が登壇する
  • Ruby 2.7 についてみんなでわいわいする会を開催する

10/01 から消費税が 10% に引き上げられました。この記事をお読みのみなさまの中にも、この増税に伴うシステムの修正対応を行うこととなった方もいらっしゃるのではと思います。アジャイル事業部のメンバー内でも、それぞれ担当するプロジェクトの中で協力しあいながら無事に乗り越えていたようです。みなさま、お疲れさまでした。

11 月にはまた新たな仲間として yuki0920 が入社してくれました。今年入社の彼や wai-doi が日々前向きにがんばっている姿に心を打たれ、なぜかわたしまで俄然やる気が出てきた結果(笑)、このあたりからいろいろな小さいイベントを企画しはじめます。

そのうちボツにならずに形となったもののひとつが、帰社日である 12/19(木) のランチタイムに開催したRuby 2.7 についてみんなでわいわいする会」。突然の開催にも関わらず多くのメンバーが参加してくれて、すごく有意義な会になりました。takkanm さんのオススメによりみんな一緒に UberEats で注文した寿司ブリトーもおいしかった! 🍣


そしてちょうど今週の 12/23(月) に「ESM Real Lounge 12 月の会」を開催し、残すは 12/27(金) のオフィスの大掃除のみ!という状態で今に至ります。

ここに書いたイベントだけでなく、月例で定期開催されている Rails/OSS パッチ会、各メンバーが主催・参加するコミュニティなど、年間を通しても実にさまざまな活動が行われてきました。慌ただしく駆け抜けてきた一年だったようにも感じていましたが、こうして思い返してみるとアジャイル事業部にとって本当にいろいろなことがあったのだなぁと実感します。

おわりに

2019 年も数々のことに挑戦し、時にはうまくいかないこともありましたが、こうして無事に一年を終えられる(終えられそうな)ことがなによりだと思います。

アジャイル事業部に関わってくださったすべてのみなさま、今年も一年ありがとうございました。

それでは、デスク周りとリポジトリの大掃除をばっちり終わらせて、良い年末年始をお過ごしください!✨


  1. 東京支社にある畳スペースの名前。毎週月曜日に和じゃで開催する事業部ミーティング「みんなの運営会議」で、和じゃにいるメンバーが多いため見切れないようにと広角カメラを買ったのでした。

  2. 退職

  3. ほかのみんながどう思っているかはわからないですが、少なくともわたしは毎年そう感じる。

Rails / OSS パッチ会 2020年1月のお知らせ

2020年1月の Rails / OSS パッチ会を 1月23日(木)に開催します。

この会をひとことでいうと、日頃のお仕事で使っている Rails をはじめとする OSS への upstream にパッチを送る会です。

会には RubyRails のコミッターである顧問の a_matsuda もいますので、例えば Rails に送るパッチのネタがあるけれど、パッチを送るに適しているかの判断やパッチを送る流れが悩ましいときなど a_matsuda に相談して足がかりにするなどできます。

以下、前回の活動が関わる成果です。

koic: Active Record Oracle enhanced adapter

github.com

unasuke: excon

github.com

y-yagi: Rails

github.com

yahonda: Rails

github.com

開催時間は 17:00-19:00 となりますがご都合のあう方はぜひご参加下さい。特に募集ページなど設けませんので、興味のある方は永和システムマネジメントの神田オフィスまでお越し下さい。終わった後は有志で新年会などあるかもしれません。

agile.esm.co.jp

また、このパッチ会の Idobata を公開しています。雰囲気が気になる方はこちらも合わせてご参考ください。

idobata.io

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ESM Real Lounge 2019年12月開催のお知らせ

ESM Real Lounge は、ESM アジャイル事業部メンバーが日頃やっていたり、 興味を持ってやってみたりしたことを短い時間の発表で共有しようという会です。

今回は、12 月 23 日(月)に開催します。

日時 : 2019 年 12 月 23 日 19:00 〜 (1 時間程度)

場所 : 株式会社永和システムマネジメント 東京支社オフィス agile.esm.co.jp

現在予定している内容は、以下の 2 本です。

トーク、15 分程度を予定しています。 特に参加申し込みフォーム等は設けておりませんので、フラっとお立ち寄りいただければと思います。

なお、前回の発表内容と資料は前回の告知記事をご参照ください。