ESM アジャイル事業部 開発者ブログ

永和システムマネジメント アジャイル事業部の開発者ブログです。

今年もいろいろありました。アジャイル事業部でのできごとふりかえり in 2019

yucao24hours です。

盛り上がっていたアドベントカレンダーの時期も終わり、気分はいよいよ本格的な年末モードとなってまいりました。

「一年」という単位は日々のどの時点から数えても同じなのに、不思議なもので歳末になるとその一年にあったできごとを端から端まで自然と思い返したくなるものです。

アジャイル事業部が発足して早 5 年あまり。今年も今年でいろんなことがあったなあと思い、2019 年にアジャイル事業部であったできごとを書き出してみました。規模の大小を問わずいろいろ見つけてみましたので、「永和のアジャイル事業部ってこんな感じなんだなー」というのを少しでも感じていただけたら嬉しいです。

🎍1〜3月

1 月

  • 年始のどたばたであっという間に過ぎていった

2 月

  • 和じゃ1で使うカメラを広角にした

3 月

年始からしばらくは、 4 月に開催される RubyKaigi 2019 のカスタムスポンサーとしての企画や、後述するオブラブカレンダー配布会イベントの準備などで事業部じゅうがてんやわんやに。そのせいか大きなイベントは特にありませんでした。

また、新卒から長らく頑張ってくれていた tkm_kj が卒業したのもこの頃でした。元気でやってるかなぁ。


🌸4〜6月

4 月

5 月

  • kawagoi が入社する

6 月

  • 名古屋 Ruby 会議 04
    • スポンサーとなる
    • koic, colorbox が LT で登壇する
    • kunitoo がスポンサー LT で登壇する
  • Rails Girls Ehime 01
    • yucao24hours がコーチとして参加する
  • bento システムが無期限の活動休止となる
  • 新サービス開発のための極秘(?)開発合宿を行う

4 〜5 月は新しい仲間が加わったり様々なイベントがあったりと、アジャイル事業部にとっては賑やかな期間でした。

6 月には、かつて私も開発に参加した bento という社内向けウェブサービス(社内での仕出し弁当注文管理システム)が、出社人数の減少に伴い利用者も減少し、稼働停止に。これは在宅作業制度が着実に定着している証でもあると思うので良い傾向なのですが、ここだけの話、個人的にお気に入りのお弁当屋さんだったので私としてはちょっぴり残念だったりしましたw

なお、このころ開発合宿を行った "新サービス" については、近日中に詳細が公開されるそうです。待て続報!


🏖7〜9月

7 月

8 月(40期スタート)

  • ESM Real Lounge が始まる
  • 個人への書籍購入補助制度の試行が始まる
  • Lunchpack の運用が開始される
  • 全社で毎年恒例の健康診断が始まる
  • hisas 卒業

9 月

  • 健康診断の結果を受け training 部(の Idobata ルーム)を覗きに来る人が急増する

梅雨も明けて夏本番のこの時期。薄着になる頃だからなのかなんなのか、にわかに運動を活発に行い出すメンバーが続出。そこに普段から運動を続けているメンバーも合流して、弊社 Idobata チームに “training” なるルームが爆誕しました。(そういえば最近活動していませんね…?)

7 月には肉の万世の 7 階で盛大に「39 期お疲れさま会」を開催したのち、8 月からは新たに 40 期のスタートです。8 月はわたしたちにとっては「もうひとつの年始」3。新しい “年のはじめ” にふさわしく、新たな取り組みとしてESM Real Lounge」の開催や、個人への書籍購入制度の試行が開始されたりしました。

また、4 月に入社した wai-doi が作ってくれた Lunchpack という社内向けウェブサービスが稼働しはじめたのもこの時期。こちらはアジャイル事業部の制度のひとつである「ランチ給付金」を利用しやすくするための Rails 製アプリケーションで、今も継続的に wai-doi が中心となってメンテナンスを続けてくれています。


🍂10〜12 月

10 月

  • 台風や大雨などの影響で落ち着かない日々を過ごす

11 月

12 月

  • 平成 Ruby 会議 01
    • キーノートスピーカーとして koic が登壇する
  • Ruby 2.7 についてみんなでわいわいする会を開催する

10/01 から消費税が 10% に引き上げられました。この記事をお読みのみなさまの中にも、この増税に伴うシステムの修正対応を行うこととなった方もいらっしゃるのではと思います。アジャイル事業部のメンバー内でも、それぞれ担当するプロジェクトの中で協力しあいながら無事に乗り越えていたようです。みなさま、お疲れさまでした。

11 月にはまた新たな仲間として yuki0920 が入社してくれました。今年入社の彼や wai-doi が日々前向きにがんばっている姿に心を打たれ、なぜかわたしまで俄然やる気が出てきた結果(笑)、このあたりからいろいろな小さいイベントを企画しはじめます。

そのうちボツにならずに形となったもののひとつが、帰社日である 12/19(木) のランチタイムに開催したRuby 2.7 についてみんなでわいわいする会」。突然の開催にも関わらず多くのメンバーが参加してくれて、すごく有意義な会になりました。takkanm さんのオススメによりみんな一緒に UberEats で注文した寿司ブリトーもおいしかった! 🍣


そしてちょうど今週の 12/23(月) に「ESM Real Lounge 12 月の会」を開催し、残すは 12/27(金) のオフィスの大掃除のみ!という状態で今に至ります。

ここに書いたイベントだけでなく、月例で定期開催されている Rails/OSS パッチ会、各メンバーが主催・参加するコミュニティなど、年間を通しても実にさまざまな活動が行われてきました。慌ただしく駆け抜けてきた一年だったようにも感じていましたが、こうして思い返してみるとアジャイル事業部にとって本当にいろいろなことがあったのだなぁと実感します。

おわりに

2019 年も数々のことに挑戦し、時にはうまくいかないこともありましたが、こうして無事に一年を終えられる(終えられそうな)ことがなによりだと思います。

アジャイル事業部に関わってくださったすべてのみなさま、今年も一年ありがとうございました。

それでは、デスク周りとリポジトリの大掃除をばっちり終わらせて、良い年末年始をお過ごしください!✨


  1. 東京支社にある畳スペースの名前。毎週月曜日に和じゃで開催する事業部ミーティング「みんなの運営会議」で、和じゃにいるメンバーが多いため見切れないようにと広角カメラを買ったのでした。

  2. 退職

  3. ほかのみんながどう思っているかはわからないですが、少なくともわたしは毎年そう感じる。

Rails / OSS パッチ会 2020年1月のお知らせ

2020年1月の Rails / OSS パッチ会を 1月23日(木)に開催します。

この会をひとことでいうと、日頃のお仕事で使っている Rails をはじめとする OSS への upstream にパッチを送る会です。

会には RubyRails のコミッターである顧問の a_matsuda もいますので、例えば Rails に送るパッチのネタがあるけれど、パッチを送るに適しているかの判断やパッチを送る流れが悩ましいときなど a_matsuda に相談して足がかりにするなどできます。

以下、前回の活動が関わる成果です。

koic: Active Record Oracle enhanced adapter

github.com

unasuke: excon

github.com

y-yagi: Rails

github.com

yahonda: Rails

github.com

開催時間は 17:00-19:00 となりますがご都合のあう方はぜひご参加下さい。特に募集ページなど設けませんので、興味のある方は永和システムマネジメントの神田オフィスまでお越し下さい。終わった後は有志で新年会などあるかもしれません。

agile.esm.co.jp

また、このパッチ会の Idobata を公開しています。雰囲気が気になる方はこちらも合わせてご参考ください。

idobata.io

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ESM Real Lounge 2019年12月開催のお知らせ

ESM Real Lounge は、ESM アジャイル事業部メンバーが日頃やっていたり、 興味を持ってやってみたりしたことを短い時間の発表で共有しようという会です。

今回は、12 月 23 日(月)に開催します。

日時 : 2019 年 12 月 23 日 19:00 〜 (1 時間程度)

場所 : 株式会社永和システムマネジメント 東京支社オフィス agile.esm.co.jp

現在予定している内容は、以下の 2 本です。

トーク、15 分程度を予定しています。 特に参加申し込みフォーム等は設けておりませんので、フラっとお立ち寄りいただければと思います。

なお、前回の発表内容と資料は前回の告知記事をご参照ください。

Rails / OSS パッチ会 2019年12月のお知らせ

12月の Rails / OSS パッチ会を 12月18日(水)に開催します。

この会をひとことでいうと、日頃のお仕事で使っている Rails をはじめとする OSS への upstream にパッチを送る会です。

会には RubyRails のコミッターである顧問の a_matsuda もいますので、例えば Rails に送るパッチのネタがあるけれど、パッチを送るに適しているかの判断やパッチを送る流れが悩ましいときなど a_matsuda に相談して足がかりにするなどできます。

以下、前回の活動が関わる成果です。

QWYNG: RuboCop

github.com

koic: RuboCop

github.com

開催時間は 17:00-19:00 となりますがご都合のあう方はぜひご参加下さい。特に募集ページなど設けませんので、興味のある方は永和システムマネジメントの神田オフィスまでお越し下さい。

agile.esm.co.jp

Ruby 2.7.0 リリース前の今年最後のパッチ会です。終わった後は有志で忘年会などあるかもしれません。

また、このパッチ会の Idobata を公開しています。雰囲気が気になる方はこちらも合わせてご参考ください。

idobata.io

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【入社ブログ】渡部 優貴

初めまして。2019年11月に永和システムマネジメント(以下、ESM)に中途入社した29歳プログラマ1年目の渡部 優貴(@YukiWebTech)と申します。

入社して3週間が経ちましたので、入社ブログを書きます。

これまでの経歴

これまでは、千葉県のガス会社で6年間半ほど仕事をしていました。 入社後に実施される研修では、お客さまの家に訪問してガス販売の営業をしたり、ガスのパイプラインを新設する工事などを経験。

てっきり営業に配属される気満々でしたが、配属先はまさかの経理部。

経理部では主に決算関係の仕事に携わりました。 債権や債務の管理から有価証券報告書の作成まで、多岐にわたる業務によって知見を磨いていくことができたなと感じています。

なぜプログラマに興味を持ったのか

それでは、経理部で仕事をしていたのに、なぜ異職種のプログラマに転職したのか。

それは、「仕組みや自動化に興味が湧いた」からでした。

経理の仕事をしながら、手作業によるデータ入力業務を自動化したりしていたのですが、如実に業務が効率化できる流れがとてつもなく嬉しかったのです。

そして、自分でも仕組みを新しく作ってみたいという思いが強くなりました。

そこでソフトウェアをゼロから開発できるプログラマという職種に興味を持ったのが2018年の12月。

プログラミングを始めてからは我が身を忘れるように没頭し、とにかく色々な知識を学び、自分なりにアプリケーションを開発したりしていました。

気づけばプログラミングがとても好きになっており、「このまま仕事後に趣味としてプログラミングをする」という選択肢はもはやなく、「本業の仕事としてプログラミングをしたい」と決意し転職に至りました。

なぜESMに入社したのか

いくつもの会社がある中でなぜESMに入社したのかというと、「1.Rubyを使える」「2.受託開発をしている」「3.アジャイル開発に強みを持つ」の3点に集約できます。

1.Rubyを使える

まず、「1.Rubyを使える」という点では、私はRubyの学習をしていたため、仕事としてもRubyを使用したいと考えていました。

Rubyは日本語の学習教材が豊富だったため、プログラミング初学者の私にはベストなプログラミング言語でした。

学習を重ねる中で、Ruby on Railsと出会い、高速にアプリケーションを開発できる魅力を知り、仕事で使うプログラミング言語Rubyが良いなと思いました。

2.受託開発をしている

次に、「2.受託開発をしている」という点は、多岐にわたるサービスに関わってみたいと思ったからでした。

受託開発であれば色々なサービスに携われるので、技術力を上げられそうだなとか、純粋に面白そうだな、と感じたのです。

3.アジャイル開発に強みを持つ

ESMは多くのアジャイル開発手法に関する書籍の著者や訳者が所属しています。

私は以前、チームでソフトウェアを開発する手法を知りたいと考え、Amazonアジャイル開発と検索して一番上に表示された書籍『アジャイルサムライ』を読みました。初心者ながらに「俊敏なソフトウェア開発手法」としてアジャイル開発に強く興味を持ちました。

そして訳者のプロフィール欄を見るとはESMの社員ばかり。 ESMのホームページを見てみると、アジャイルを冠したアジャイル事業部があることを知り、ここでならアジャイル開発を学び実践できそうだ!と思ったのでした。

入社動機をまとめると、「1.Rubyを使える」「2.受託開発をしている」「3.アジャイル開発に強みを持つ」の3点を重視しESMに入社しました。

まとめ

自己紹介の記事を書かせていただきました。

まだ入社1ヶ月足らずですが、プログラミングを仕事にできていることに日々幸せを感じながら過ごしています

余談ですが、お世話になっていた社外のRubyプログラマの方にESMに入社したことを伝えると「ESMはRubyに詳しい方が多い」や「ESMなら成長できる良い環境ですね」など言ってもらえ、入社前からRuby界隈でのESMの評判の良さを感じられて嬉しかったです。

今後はプログラミングやアジャイル開発手法を習得しながら、会計分野の知見を生かしビジネスサイドに強いプログラマになりたいなと思っております。

よろしくお願いします!!

富山 Ruby 会議01 に参加して Ruby の話をしたり白えび天丼を食べたりしてきました #toyamark

このブログ記事は、富山 Ruby 会議 01 に LT 発表者として参加した yucao24hours(Yuka Kato, a.k.a. ゆかお)がお届けします。


富山 Ruby 会議 01 で LT をする人を募集しようと思っているんですけど、ゆかおさんもどうですか?」

2016 年末からリモート勤務に移り、拠点を富山に移して からも地元富山で積極的にコミュニティ活動を続ける kunitoo が満を持して主催者をつとめる地域 Ruby 会議ですから、同じ事業部の仲間としてぜひとも応援に駆けつけたい!

LT なんて久しぶりでしたしどうなるか想像もつきませんでしたが、その一心でわたしは「やります!」と即答したのでした。

富山で開かれる地域 Ruby 会議の記念すべき第一回目、アジャイル事業部からはわたし以外にも複数のメンバーが参加させていただきました。詳しくは、開催前に公開したこちらの記事をご覧ください。

弊社メンバーが富山Ruby会議01を11/3(日)に開催します - esm アジャイル事業部 開発者ブログ

アジャイル事業部からの発表者とその内容について

前述の記事にありますとおり、今回は全部で 3 人が発表の機会をいただきました。 概要と公開資料は以下のとおりです。

伊藤浩一: “業務で!Ruby を!キメる!”

日々の業務はもちろんのこと、OSS 界でも RuboCop などにおいて精力的な活動を続け、活躍の場を広げている浩一さんによる発表。

自分の得意な、そして好きなモノ == Ruby を業務でも積極的に活かしていこうという内容でしたが、RuboCop をはじめ各種ライブラリを常日頃から熟知し使いこなしている浩一さんならではの発表だったのではないかなと思います。

個人的には、発表中に紹介のあった ”RuboCop 自身の内部を取り締まるための Cop を置く” ことを目的とした internal_affairs/ というディレクトリ名(この発表で出てくる Cop もここに置くことになるそう)と、発表の発端となった業務(での出来事)を “internal affairs” 即ち「内部事情」と表現して掛け、発表英語名を “Project automation for internal affairs” としているところがめちゃくちゃセンスよくてさすがだなぁと思いました。

muryoimpl: “RSpec 導入奮戦記”

自動テストコードがほとんどない Rails プロジェクトにおいて、RSpec を用いたテストコードを実装しながらリファクタリングまでできるようになることを目指しているという、臨場感いっぱいの実体験記録。

こちらは LT 形式での発表だったので 5 分間という短い時間に限られていましたが、実際に進めているプロジェクトの話というだけあって、とても実践的で濃い内容となっています。

このストーリーはまだまだ始まったばかりとのことですので、muryoimpl 先生の次回作にご期待ください。

yucao24hours: “Capybara のしくみ: 裏側も見てみなイカ?”

RubyRails を使いはじめて間もない人の中には、Capybara の DSL を使ってテストコードは書けるけれども、「Capybara で使っている “ブラウザ” を変えたい」「このテストケースのときは “ドライバ” を変えたい」といったカスタマイズの話が出てきたときにやり方がすぐに分からず困ってしまった… という人は意外といるのではないでしょうか?

以前、まさにそのような局面で困り果てていた後輩がいたのを思い出し、今のわたしが彼に教えるならどんな資料がほしいかなと思いながら構成し、このたびの発表内容とさせていただきました。

これは個人のブログレベルの話ではありますが、実はこの発表に際しては GitHub の公式 README と GitHub にて公開されている実装をもとにしてシンプルにまとめた「だけ」の内容にしています。というのも、この発表には「『第三者が書いたブログ記事や “やってみた記事” などを参考にするのもひとつの手段ではあるけれども、公式の情報を参照するのが一番確実で近道だよ』ということをわかってもらいたい」という裏テーマを設定していたためです。ただ、5 分という短い時間ではとてもそこまでは伝えきれなかった…😅

ともあれ、様々なフィードバックをいただきとても感謝しております。お聞きいただきましてありがとうございました。

テーマへのアンサー: 僕たちは富山の何を知ったのか

開催前に kunitoo 自身によって投稿された記事 によれば、富山 Ruby 会議 01 のテーマは

富山(北陸)の人には Ruby のおもしろさや最新情報、県外の人には富山にくるきっかけにしてもらいよさを知ってもらえたらという思いで、テーマを「Ruby と富山を楽しみ知ってもらう」としました

とありました。

わたしが今回の訪富で知った富山に関することのうち一番大きなものは、富山を代表する(?)ラーメン、「富山ブラック」についてでした。

なにを隠そう、わたしは富山の地を踏むまで、富山ブラック」というのを “ラーメンの有名店の名前” だと思っていたのです。富山ブラックってお店はずいぶんな人気店なんだなー!東京にもこんなに出店してるなんて!と。

そんなつもりで富山駅に降りると、富山駅直結のレストランフロアに富山ブラック、駅を出た交差点前にも富山ブラック x 2(or more)、ホテルから会場に行く間にも富山ブラック。しかも、同じ名前のわりにお店の装いはどこも全然違うのです。

それで「なにかおかしいな???」と思って調べたところ、なんと富山ブラックというのはお店の名前ではなく、そういうラーメンのカテゴリだというではないですか。そりゃーお店の見た目が違うわけだわ!!!

富山ブラック - Wikipedia

もしも富山に来ることなく過ごしていたら、わたしはずっと富山ブラックのことを特定のお店の名前だと思っていたことでしょう。「月極駐車場」という看板が街じゅうに掲げられているのを見て、「月極さんってのはずいぶんな金持ち土地持ちな人なんだなー!」と思って目を輝かせている、純朴な少年少女のように。

なお、ここまで書いておいて非常に心苦しいのですが、富山ブラックはとてもしょっぱくて食べるのが大変なこともあるという噂を聞き、体調が万全でなかったこの滞在ではチャレンジするのを断念しました。実際のところはどうなんでしょうか?次に訪れるチャンスがきたときには、ぜひコンディションを整えてトライしてみたいな。

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体に優しそうな(?)白えび丼を食べました

…と、ここまでは半分冗談として(実話ですが)、わたしが富山を初めて訪れた感想は「必要なものがコンパクトにまとまっている」「心なしか、まったりおっとりしている」というものでした。

わたしは地方出張のときに敢えてタクシーに乗って運転手さんにその土地の話をしてもらうのがとても好きで、今回もそれを体験したのですが、

「もともと自然が身近なところだったけれど、北陸新幹線が来るようになってから、駅前はとてもにぎやかになった。それと、富山は地震や台風などの自然災害が少ない。出張で富山にしばらくいて、それで気に入ったからということで結婚後に I ターンしてくるという若い夫婦も多いんですよ。」

と話してくれて、うんうん、と思わずうなずいてしまいました。

一方で、富山 Ruby 会議 01 本編において "北陸で Ruby を使った仕事をすることについてやその実情について" を語ってくださった方々がいらっしゃいましたが、そのお話をうかがう限りでは、東京をはじめとした都市圏と同じような考え方ではうまくいかず、また違ったアプローチが必要だということがわかりました。

その土地の特徴にあったやり方でひとりでも多くの方がよい仕事・よい活動をできるようになるため、コミュニティを通じた活動等、わたしたちにできることがあれば引き続き協力させていただきたいと思っています。

おわりに

富山 Ruby 会議 01 関係のツイッターのまとめ ( Togetter ) を見てもわかるように、このたびの富山 Ruby 会議 01 は「Ruby と富山を楽しみ知ってもらう」というテーマがまさに実現された会だったのではと思います。なにせカイギ当日のお昼休みに(耐えきれず?)日本酒を摂取する参加者もいたくらいですからね!(笑)

半ば気持ちの勢いだけで参加を決めたけれどやっぱり行ってよかったと思う満足感と、次は松川歴史クルーズ に参加したり黒部峡谷に行ったりして富山をもっと楽しみたい!という想いをここでお伝えすることで、富山 Ruby 会議 01 開催への感謝の言葉に代えさせていただきたいと思います。関係者のみなさま、ありがとうございました!

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富山城