ESM アジャイル事業部 開発者ブログ

永和システムマネジメント アジャイル事業部の開発者ブログです。

Rails / OSS パッチ会 2018年7月のお知らせ

Rails / OSS パッチ会を2018年7月19日(木)に開催します。

この会をひとことでいうと、日頃のお仕事で使っている Rails をはじめとする OSS への upstream にパッチを送る会です。

会には RubyRails のコミッターである顧問の a_matsuda もいますので、例えば Rails に送るパッチのネタがあるけれど、パッチを送るに適しているかの判断やパッチを送る流れが悩ましいときなど a_matsuda に相談して足がかりにするなどできます。

開催時間は 17:00-19:00 となりますがご都合のあう方はぜひご参加下さい。特に募集ページなど設けませんので、興味のある方は永和システムマネジメントの神田オフィスまでお越し下さい。

agile.esm.co.jp

前回のパッチ会で rails/rails リポジトリの master に入ったコミットは以下です。

github.com

github.com

前週の 7月14日 (土) に開催される Rails Developers Meetup 2018 Day 3 Extreme で熱が高まった場合など気軽にお越しください。

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とちぎテストの会議05に参加してきました

こんにちは @color_box です。 とちぎテストの会議05(通称とてか)に参加してきたのでその報告をします。

d.hatena.ne.jp

アジャイル事業部からの参加者は@color_box, @koic, @m_pixy,@swamp092, @takkanm の計5人。

うち@koic, @takkanmの二人が登壇しました。

当日の会場の様子 f:id:color_box22:20180604005604p:plain

会議は大きく分けて2つに分かれており、 事前に申し込んだ人が一人10分程度の持ち時間でテーマに沿って何かを話す一般講演と、事前に内容がある程度決まっている企画公演の2つで構成されています。

企画公演は二部に分かれており、一部はテストに関するパネルディスカッション、二部は「あのチーム」で使われているフレーズやノウハウに関する話でした。

(「あのチーム」とは企画公演のパネルディスカッションで壇上に上がっていた@m_sekiさんや、企画公演の司会進行を努めていた@miwa719さんが所属しているチームのことだそうです。)

企画公演ではTDDを取り巻く変化の流れ(実装の追認でしかないようなテストからゴールを先に示すようなテストへの変化)や なんのためにテストを書くか(ミスにすぐ気づけるようにするために書く。ミスをしてすぐに気づけると不安を克服できる。) などの話があり、大変勉強になる話でした。

他に「あのチーム」でよく使われているフレーズを紹介され、日常の仕事で活かせそうに思えます。

フレーズはいくつか紹介されたのですが、特に気になったのは「わかんない」というフレーズです。

このフレーズは発言者に何かわからないときに使うのフレーズであり、 チームに対して自分や自分の理解に異常があることを知らせるアラートとして働きます。

このフレーズの紹介に付随して下記のようなことにも言及されていました。

  • 自分の中に知識がない時、自分ひとりで解決しようとするのはNG。
  • わからないならわからないということを即座に言えるほうが良い。
  • 2、3分考えてわからないならすぐに聞く。
  • 即座に言えるようになるには訓練が必要。

私は「人に質問をするなら15分ほど調べてから質問しなさい」と教わったため、すぐに質問することを推奨するこのフレーズの説明は興味深かったです。 直接言及されませんでしたが、このようなフレーズが所謂「心理的安全」を構築する一助となっているのでは、とも感じました。

日常的に「わかんない」というフレーズを使っていければと思った次第です。

本編終了後は懇親会があり、その中でLT大会が開催されました。 LTといっても持ち時間は一人2分と短く、程よい高さの参加ハードルだったため、私もその場で資料を作成して発表させていただきました。

こちらは今回の戦利品です。 会場で配られていた「あのチーム」のフレーズが書かれたバッジ、LT発表者に配られたシールです。 f:id:color_box22:20180530112447j:plain

バッジとシール

来年は『とちぎRuby会議』があるため、次のとてかは二年後だそうです。

Rails / OSS パッチ会 2018年6月のお知らせ

Rails / OSS パッチ会を2018年6月18日(月)に開催します。

この会をひとことでいうと、日頃のお仕事で使っている Rails をはじめとする OSS への upstream にパッチを送る会です。

会には RubyRails のコミッターである顧問の a_matsuda もいますので、例えば Rails に送るパッチのネタがあるけれど、パッチを送るに適しているかの判断やパッチを送る流れが悩ましいときなど a_matsuda に相談して足がかりにするなどできます。

開催時間は 17:00-19:00 となりますがご都合のあう方はぜひご参加下さい。特に募集ページなど設けませんので、興味のある方は永和システムマネジメントの神田オフィスまでお越し下さい。

http://agile.esm.co.jp/about/office.html#nav

今週開催される RubyKaigi 2018 の流れで熱の高まった方など気軽にお越しください。

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RubyKaigi 2018 にいっぱい参加します

もう来週は、RubyKaigi2018ですね。 今年は弊社から、18 名のメンバーが参加します。 RubyKaigi に各メンバーが様々な関わり方をするので、この記事ではそれをまとめていきたいと思います。

RubyKaigi 二日目に @koic こと伊藤 浩一が登壇します

まずは、スピーカーとしての参加です。 @koic が二日目の 13:00 より会場 Hagi にて、Improve Ruby coding style rules and Lintを発表します。

プロジェクトでのコードレビューや Ruby / Rails の変更点などから得た知見を、コーディングスタイルや Linter として RuboCop に還元していくという話です。

RuboCop を使っている方は、どうやって RuboCop が改善されていっているのかを是非その目で確認してください。

RubyKaigi の当日スタッフとして @hisas こと亀澤 尚志が参加します

弊社では、例年若手が自主的に RubyKaigi のスタッフとして参加しています。今年も、@hisasが当日スタッフとして参加します。

Breakfast Sponsor として協賛します

ここ数年、ドリンクアップスポンサーとして協賛しているイメージが強いかと思います。 しかし今年は、Breakfast Sponsor として協賛することにしました。

きっかけは、弊社メンバーが以前 RedDotRubyConf 2017 に参加 したときに、カンファレンスに参加するみなさんと朝食を食べた経験を RubyKaigi でも再現したいというのが発端だと記憶しています。

朝食は、RubyKaigi の二日目と三日目の朝 8:00 よりオープンします。 朝ご飯をどうするか悩んでいる方は、是非お越し頂いて RubyKaigi 参加前の英気を養ってください。 ホテルで朝食を食べるよという方も、コーヒー等用意していますので、RubyKaigi の始まる前の時間をゆったりと使って頂ければと思います。

ドリンクアップもやります

朝食だけでなく、例年好評でしたので、今年も二日目の夜にESM Drinkup を開催します。 残念ながら、こちらはすでにキャンセル待ちの状態です。 なお、RubyKaigi 二日目には様々なドリンクアップ が企画されているので、そちらの方もご検討ください。

よければ二次会以降に合流して、親睦を深めさせて頂ければと思います。

ブースにてプランニングポーカーを配布します

RubyKaigi 2016 では 阿闍梨餅、RubyKaigi 2017 では扇子とうちわというグッズ(?)を用意しました。 今年は、あらたにプランニングポーカーを作成し、企業ブースにて配布します。 デザインは、RubyKaigi 2018のサイトデザインもやっている、@machidaさんです。

この記事を書いている時点では、現物はまだ到着しておりません。是非どのようなデザインになっているか、RubyKaigi 当日にブースに来て頂いて、手に入れて確認いただければと思います。

ブースには、弊社のメンバーが誰かしらおりますので、お気軽にコンタクトをとってください。

学生を RubyKaigi に招待します

ESM では RubyKaigi 2013 から、メンバーに対し RubyKaigi の参加費を補助を行っていました。今年は、新たな試みとしてRubyKaigi 2018に学生を招待することにしました。すでに募集と抽選は完了しており、3 名の学生さんを招待することとなりました。

今回学生招待をする背景として、学生さんが RubyKaigi に参加するハードルをさげ、あらたに Ruby コミュニティの仲間が増える手助けになればというのがあります。参加していただく、学生さんには参加レポートをどこかに書いていただくことになっています。公開されましたら、またこちらのブログにて紹介できればと思います。

LT で使う銅鑼を貸し出します

今年も LT の終了のゴングとして使われる銅鑼を貸し出します。 実は例年、RubyKaigi の LT で使われている銅鑼は、弊社@amapyonの私物なのです。

最後に

弊社は、今年例年以上に盛りだくさんな内容で、RubyKaigi に関わります。 会場で見かけた際は、仲良くしてください。

こんなふうに、Ruby コミュニティにもっと関わっていきたいという仲間を弊社は待っています。 気になるという方は、是非ブースにて気軽にお声がけください。

Ruby X Elixir Conf Taiwan 2018 に参加しました

こんにちは。@hisasと@swamp09 です。

4/27 - 4/28 で行われた Ruby X Elixir Conf Taiwan 2018 に、弊社から @koic@junk0612@hisas@swamp09 と、引率の @kakutani の5名で参加しました。

4泊5日の日程で、旅費はアジャイル事業部の経費から出してもらいました。今日はその様子をお伝えします。

4/26 (前日)

前泊するため、台湾に移動しました。 5xRubyさんのオフィスでPre Partyに参加しました。

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@junk0612 が、前回の RubyConf Taiwan 2016 で 5xRubyさんのオフィスに書き込んだ 「小林純一(新卒氏)」を「小林純一(旧新卒氏)」にアップデートしていました。 f:id:swamp09:20180520222819j:plain

4/27 (カンファレンス 1日目)

会場入りです。

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1日目は@matz のキーノートで始まりました。 Ruby after 25 years というタイトルでRubyの歴史と未来の話をされていました。 Ruby 3x3 に向けた大きな機能としてMJIT、Guild、Steepが動いており、 それぞれの実装者である@k0kubun@_ko1@soutaroもスピーカーとして台湾に来ていたため会場で紹介されていました。 f:id:hkame6926:20180517190536j:plain

この日の他のセッションで印象に残ったのは、@vzvu3k6k の AST Tools for Your Daily Development でした。 Rubyソースコードをパースするツールの説明の後、RuboCopのCopをライブコーディングで作成していました。 ライブコーディングだったので詰まってしまうところもあり少しハラハラしましたが、観客からのフォローもあり問題なく進行していました。 資料: https://twitter.com/vzvu3k6k/status/989777032199335942

4/28 (カンファレンス 2日目)

@a_matsuda のキーノートで始まりました。 各フレームワークの速さを比較しているGitHubのリポジトリで、Railsはもっとも遅い結果となっていたのは衝撃でした。 松田さんは遅いと言われているRailsを速くするため、遅くなっている原因を探り、パッチを当ててパフォーマンスを改善していました。 実際のパッチはこれらなどです。Reduce extra object creations in TaggedLoggingDon't try to destoy the given string via method argumentReduce String allocations when building Action View tags 松田さんがスライドで紹介したように会場にいた我々もうアプリケーションの遅い原因を探り改善できます。もしその原因がフレームワークにあればそちらにパッチを当てて速くしていきたいところです。 f:id:swamp09:20180521131042j:plain

@mrknワークショップでは、Rubyのデータツールについて学ぶことができました。 Rubyのデータツールの現状についての説明の後、Jupyter Notebookでプログラムを動かしながら進行しました。 タイタニック号の乗客のデータを使って、データフレームの扱いを学んだり、PyCallを使ってRubyからPythonのコードを動作させたりしました。 最後にMNISTというデータセットを使って、数字を手書きした画像を深層学習で解析しました。 機材トラブルがあり、少し時間が足りずに飛ばされた部分もありましたが、セッション3コマ分の充実した内容でした。

セッションの合間にTea Breakがあり、お菓子とコーヒーなどが振舞われました。 その際にスポンサーブースではしゃぐ @junk0612 氏 f:id:swamp09:20180520224807j:plain

カンファレンス終了後に、台湾の Ruby フレンズに夜市を案内してもらいました。すごく人が多く混雑していて、活気がありました。 f:id:swamp09:20180517181322j:plain

4/29 (最終日)

最終日は鼎泰豊で台湾料理をいただき f:id:hkame6926:20180517185713j:plain

世界三大博物館の国立故宮博物院を観光しました。 f:id:swamp09:20180517181336j:plain

まとめ

台湾に初めて行きましたが、観光に行く日本人の方が多いからなのか、街中にカタカナが多く見られたのが印象的でした。

Ruby X Elixir Conf Taiwan 2018のスタッフのほとんどが5xRubyの方々でした。大変ありがたく思うと同時になぜ他の会社の人も参加しないのか中の人に聞いてみたところ、台湾ではRubyで仕事をしている会社がまだ多くないからだそうです。 今回のようなカンファレンスを通じて台湾でRubyが採用される事例が増えていくといいなと思いました。

We are hiring

永和システムマネジメントでは、アジャイルな開発を一緒にやってくれるRubyistを募集中です。 今回の旅費は全部会社が出してくれました!海外のカンファレンスにもお金を心配することなく参加することができます。興味のある方は、Wantedlyからぜひ連絡をください。

Rails / OSS パッチ会 2018年5月のお知らせ

Rails / OSS パッチ会を2018年5月7日(月)に開催します。

この会をひとことでいうと、日頃のお仕事で使っている Rails をはじめとする OSS への upstream にパッチを送る会です。

会には RubyRails のコミッターである顧問の a_matsuda もいますので、例えば Rails に送るパッチのネタがあるけれど、パッチを送るに適しているかの判断やパッチを送る流れが悩ましいときなど a_matsuda に相談して足がかりにするなどできます。

開催時間は 17:00-19:00 となりますがご都合のあう方はぜひご参加下さい。特に募集ページなど設けませんので、興味のある方は永和システムマネジメントの神田オフィスまでお越し下さい。

http://agile.esm.co.jp/about/office.html#nav

今週の Rails 5.2.0 リリースRails 熱の高まった人などお気軽にお越しください。

4/17-4/19 で開催される RailsConf 2018 スピーカー a_matsuda の土産話なども聞けるかもしれません。

railsconf.com

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Rails / OSS パッチ会 2018年4月のお知らせ

Rails / OSS パッチ会を2018年4月2日(月)に開催します。

この会をひとことでいうと、日頃のお仕事で使っている Rails をはじめとする OSS への upstream にパッチを送る会です。

会には RubyRails のコミッターである顧問の a_matsuda もいますので、例えば Rails に送るパッチのネタがあるけれど、パッチを送るに適しているかの判断やパッチを送る流れが悩ましいときなど a_matsuda に相談して足がかりにするなどできます。

開催時間は 17:00-19:00 となりますがご都合のあう方はぜひご参加下さい。特に募集ページなど設けませんので、興味のある方は永和システムマネジメントの神田オフィスまでお越し下さい。

http://agile.esm.co.jp/about/office.html#nav

先日の Rails Developers Meetup 2018 の流れで Rails 熱の高まった人などお気軽にお越しください。

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