ESM アジャイル事業部 開発者ブログ

永和システムマネジメント アジャイル事業部の開発者ブログです。

Rails のリポジトリにはレポート用の再現コードテンプレートがある

わたしが参加しているプロジェクトでは、今 Rails 5.0.0.rc1 で開発をしています。

先日コードを書いている時、気になる挙動があり、Issue をあげました。 Issue には再現させるためのコード片を記載していました。

この時、コメントで反応を頂いて知ったのですが、Rails には各コンポーネントごとにファイル単体で実行して確認するための再現コードのテンプレートが用意されているのですね。history を見ると 2013 年ごろからあるようですが、わたしは今回初めて気付きました。

中を読んでみると、bundler/inline が使われており、そのコードを Ruby で実行するだけで発生しているバージョンのライブラリがインストールされるようになっています。セットアップとテストを書けば、何をしているのか、何を期待しているのかがわかるようになっていました。

このテンプレートに沿って再現コードをあげれば、事象が発生している環境を揃えるのも実行も簡単だし、意図も伝わりやすくとても良いなぁと思いました。

Rails の気になる挙動に気づいたけど、英語が苦手でレポートを上げるのに躊躇しちゃうような人(例:わたし)には、とても便利なテンプレートだと思います。